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爪白癬

気になる病気の症状・原因・予防

爪白癬は、白癬菌(はくせんきん)というカビが原因で爪に起こる水虫の一種で、爪が変色する、爪がボロボロになる、爪が厚くなるといった外見的な症状が現れます。塗り薬や飲み薬で治療します。

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  • 原因
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  • 治験情報

爪白癬の症状

爪白癬とは

爪白癬とは

爪白癬とは、爪に発生する水虫の一種で、白癬菌(はくせんきん)というカビが原因で起こる感染症です(水虫について詳しく知りたい方はこちらへ)。
爪白癬は、おもに足の親指の爪に発生します。他の水虫と比べてかゆみなどの自覚症状が少ないことが特徴で、発生していることに気づかないで放置してしまい、知らぬ間に悪化させてしまうことも少なくありません。
爪白癬は、日本人の10人に1人がその症状を持っているともいわれています。

爪白癬の症状

爪白癬は水虫の一種ですが、かゆみなどの自覚症状が少ないのが特徴で、以下のような、主に外見的な症状が現れます。

爪白癬の症状

爪白癬の症状

  • 爪が白色や黄色に濁る
  • 爪がポロポロと欠ける
  • 爪が厚くなる
  • 爪が変形する
  • ひどくなると、歩くたびに痛みを感じる

爪白癬の分類

爪白癬は、その感染経路や特徴などからいくつかのタイプに分類することができます。

爪白癬の分類

タイプ 白癬菌の侵入経路 特徴
遠位・側縁部爪甲下型
(えんい・そくえんぶそうこうかがた)
爪の遠位部(先端部や側縁部)から侵入
  1. 爪の先端部や側縁部が変色しポロポロと欠ける
  2. もっとも多いタイプ
近位部爪甲下型
(きんいぶそうこうかがた)
爪の近位部(爪と皮膚をつなぐ爪上皮=甘皮)から侵入
  1. 爪のつけ根が白く濁る
  2. 進行が早い
白色表在型
(はくしょくひょうざいがた)
爪の表面から侵入
  1. 爪の表面が白くなる
  2. 珍しいタイプ
全層異形成型
(ぜんそういけいせいがた)
上記のいずれかの経路から侵入
  1. 爪全体に症状が発生する
  2. 上記のいずれかのタイプが、治療されずに放置された場合になる
  3. 歩くたびに激痛を感じる場合もある

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爪白癬の原因

爪白癬の原因

爪白癬の原因

爪白癬の原因は、足水虫と同じく白癬菌というカビです。白癬菌は、ケラチンというタンパク質をエサにし、高温多湿な状態を好みます。爪白癬のほとんどは、 白癬菌が爪の中に侵入し、爪の下部である爪甲下(そうこうか)をすみかとするものです。爪の表面は硬くできているため、白癬菌も侵入しづらいのですが、爪 甲下は水分が多くて軟らかく、またケラチンも豊富に含んでいるために、白癬菌にとって格好のすみかとなります。
足水虫がある場合は、足水虫からは白癬菌が供給されて爪白癬になることもあります。さらに足水虫と爪白癬を併発すると、両方ともに完治が難しくなりま す。これは、爪白癬に感染した足の爪が白癬菌の貯蔵庫になり、白癬菌を足水虫に供給しつづけ、同様に足水虫からも爪白癬に白癬菌が供給されるという悪循環 が生まれるためです。また、爪白癬も他の水虫と同様にカビによる感染症なので、周囲の人間から白癬菌が感染して発病することがあります。

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爪白癬の検査と診断

爪白癬の検査

爪白癬の検査は、水虫と同じく顕微鏡により行います。爪白癬と思われる部分の一部を採取し、顕微鏡で白癬菌の有無を調べます。白癬菌が確認されると、爪白癬であると診断されます。

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爪白癬の治療法

爪白癬の予防と治療

爪白癬の予防と治療

爪白癬の治療は、主に薬物療法によって行います。
爪白癬の治療は、根気強く続けることが大切です。なぜならば、治ったと思っても爪の中や足水虫に白癬菌が残っていて、再発することがあるからです。
また、爪の生え替わりには一定の期間を必要とします。一般的に、新陳代謝による爪の生え替わりの期間は、手の爪で約6ヵ月、足の爪では約1年かかるといわれています。

薬物療法

爪白癬治療の薬物療法には、塗り薬と飲み薬が用いられます。 特に、飲み薬が治療の中心として用いられます。

塗り薬

塗り薬

足水虫の治療では中心的な役割を担う塗り薬ですが、爪白癬を塗り薬だけで治すことは困難です。なぜなら、爪の外側から直接塗り薬を塗っても、爪が硬くて塗り薬の成分が白癬菌まで届きにくいからです。
それゆえに、爪白癬の治療では塗り薬はあくまで補助的に用いられます。患部である爪に直接塗るのではなく、爪の周辺、たとえば爪のつけ根を覆う皮膚である爪上皮(甘皮)などに塗ります。

飲み薬

飲み薬

飲み薬は爪白癬の治療の中心です。
外側からでは成分が届かない爪の中の白癬菌も、飲み薬ならば体の中から直接成分が届きます。
また、飲み薬はその成分が直接白癬菌に届くだけでなく、薬の成分が体内に長時間とどまるという利点があります。

飲み薬

飲み薬を服用するためには、血液検査が必要となります。定期的な血液検査を行うことにより、治療の経過を確認するとともに、薬の副作用等のチェックを行うことができます。もし、なんらかの異常が発見された場合には、薬の変更や休止などの措置をとることがあります。

飲み薬

ただし、肝臓が悪い方、妊娠中や妊娠の可能性がある方、授乳中の方など、体の状態によっては飲み薬が使用できないこともあるので注意が必要です。飲み薬はかならず医師の指導のもとで服用してください。その他にも、薬による体調の変化、他の薬との飲み合わせなど、医師と相談することが大切です。

生活環境の改善

カビの一種である白癬菌は、高温多湿のジメジメとした状態を好みます。爪白癬の予防においては、白癬菌の繁殖を抑え、周囲の人間にうつさないように白癬菌の好む状況を生活環境から取り除くことが大切です。
具体的には、以下のような対策があげられます。

白癬菌を生活環境から排除する方法
  • 足をよく洗い清潔にする
  • 足をよく乾燥させ、湿ったままの状態にしておかない
  • 部屋の通気を良くする
  • 足に直接触れるもの(バスマットや靴下等)はこまめに洗濯をする
  • 頻繁に床の掃除をする

※治療に当たっては、必ず専門医(皮膚科など)にご相談ください。

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爪白癬の治験情報

  • 関連する治験情報はありません


治験に参加するメリット

治験は本人の自由意志で参加することが出来ます。

強制ではありません。治験を途中で中止することも可能です。


  • 一般の診察より詳しい検査や診察が行われ、自分の体や病状をより詳しく知ることができます
  • 治療方法の選択肢が増え、効果の期待できる薬や最新の医療をいち早く受けることができます
  • 治験薬や検査にかかる費用の全額(または一部)を製薬会社が負担してくれます
  • 治験薬を服用している間の薬剤費が軽減される場合があります
  • 交通費などの経済的負担を軽減するため、治験期間中は一定の協力費(負担軽減費)が支給されます
  •   (負担軽減費の例:2泊3日×2回⇒8万円)


被験者さんの診察待ち時間を短くするために、治験専門の外来診察が設置される場合があります。

治験に参加することは、病気で苦しんでいる患者さんに役立つことになり、医療の発展という社会貢献につながります。

   

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治験とは?

治験とは?

製薬メーカーが開発した薬剤を医薬品(お薬)として世に出す為には、事前に厚生労働省の承認・認可を得ることが法律で義務化されています。
この承認を得るために行う「治療を兼ねた試験」を「治験(ちけん)」と言います。
治験は、前臨床試験で有効性や安全性を十分に確認した後に、健康な人や対象疾患の患者様に対して実施されます。
私たちが普段使う薬は全て、多くの一般の方々が治験ボランティアとして治験に参加した結果、承認されたものです。
同じ悩みを持つ多くの患者様のためにも「治験」へのご協力をお願いいたします。

治験ボランティアとは?

治験に自発的に参加・協力していただける方を「治験ボランティア」と呼んでいます。
治験参加中は、交通費や検査等の負担を軽減する目的で、負担軽減費が支払われます。

治験の流れ

  • 第1相試験

    健康な成人

    安全性や吸収・排泄等の確認

  • 第2相試験

    少数の患者

    用法・用量の確認

  • 第3相試験

    多数の患者

    既存薬やプラセボ等との比較

  • 製造販売後臨床試験

    より多数の患者

    治験を経て承認された薬が市販された後、より多くの患者様の治療で使われたときの効果や安全性を確認

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